犬夜叉ウィキ
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もろはは、『半妖の夜叉姫』の主人公の一人である。

概要[]

犬夜叉日暮かごめの一人娘。とわせつなの従妹。「赤色」の虹色真珠の持ち主。

母親から受け継いだ長い黒髪を赤いリボンで束ね、父親と同じく火鼠の衣をまとい、素足で行動している。明朗快活かつマイペースな性格であり、とわやせつなに比べて世渡りが上手い。好戦的かつ荒っぽい口調で話す。父親よりも順応力が高く、現代の太極拳やクレジットカードなどを短時間で覚えたほか、戦国時代へ帰還する際には自転車や携帯音楽プレーヤー、歴史の教科書などを持ち込んでいた。

父祖譲りの戦闘力と嗅覚[1]、かごめ譲りの容姿と霊力[2]を受け持つ。冥加によると「四半妖のため、朔の日妖力が失われる症状は出ない」とのこと。妖怪退治をしてはその死骸を売って生計を立てる賞金稼ぎを生業としており、「化け殺しのもろは」の通り名で知られている。父譲りの散魂鉄爪と飛刃血爪も扱える。

また、貝の器に入った紅[3]をさすことで大妖怪の血が覚醒し、瞳が茶色から金色に変化、赤い妖気を発した「国崩しの紅夜叉」へと変化するが、紅夜叉状態は1分ほど[4]しか持続せず、使用後は深い眠りについてしまうデメリットがある。これは赤子時代にかごめが大妖怪の血を抑えるべく施した封印を、凱風が「紅をさす」行為で解除する暗示をかけたことによるものであり、紅夜叉状態を多用するといずれ理性が消え去り、戦うだけの化け物に成り果ててしまう[5]というリスクもある。

赤ん坊の頃に託される形で両親と生き別れ、鋼牙たち妖狼族の元に預けられ、凱風の師事を受けて育つ。とわ・せつな姉妹と会う3年前、「妖怪たちが最強を争う『蠱毒(こどく)の坩堝(るつぼ)』で紅を使わず勝ち抜けば、倶利伽羅丸を授ける」という修行を達成する。が、凱風が「鉄鼠(てっそ)の鎧」を外す鍵を得る金を獣兵衛との盤双六で得るために自分を「妖賭博(あやかしとばく)」に売り飛ばしたことを知る。そして、獣兵衛からの提案を受けた凱風によって15両[6]で身請けされ、それを賞金稼ぎで返済することを余儀なくされた。

両親のことを知らずに生きてきた背景を持ち、父方の従姉妹であるとわとせつなとは14歳になるまで面識がないなど親族関係者とは疎遠。しかし、職業柄か伯父にあたる殺生丸の存在は認知している。また、祖父にあたる犬の大将や犬夜叉に仕えていた冥加とは面識があり、犬夜叉同様敬意を払われている。

他人との付き合いが少なかったために孤独を感じており、とわやせつなを「初めてできた仲間」として内心慕っている。職業柄妖怪、秘宝、呪術、武具などの情報に詳しい。せつなとは異なり、とわをせつなの姉と推測しており、実父が殺生丸であることも指摘している。

渾沌によって仕組まれた凱風との一騎討ちでは、凱風にすべての技を破られ追いつめられるが、その最中で、凱風が顔に傷をつけられた上に「鉄鼠の鎧」を着せられる原因を作ったのが、「紅を使ってはいけない」という言いつけを破って暴走した自分自身であったことを思い出し、彼女が修行中に話していた「創意工夫」という言葉をヒントに新たな技、父の技だった「爆流波」のもろは版である「紅の爆流波」を編み出した。麒麟丸との決戦では、土地に残留した犬の大将の妖力を受けたことで、紅夜叉状態と紅龍破の完全制御に成功、とわとともに麒麟丸をうならせる成長を見せた。

もろはは物心がつく前に両親である犬夜叉・かごめと生き別れになったため直接の面識はなかったが、せつなとともに現代にタイムスリップして日暮家に居候していた時に草太から見せてもらったアルバムで犬夜叉とかごめが写っている写真を見ていたため、産霊山結界内部の空間で(ほんの数秒かつ遠目ではあるが)二人の姿を目の当たりにした際、もろはは両親との「対面」を喜んでいた。そして殺生丸の手でとわやせつなとともに黒真珠に吸い込まれたことにより、ついに両親との再会を果たした。

他の登場人物との関係[]

能力[]

脚注[]

  1. 妖怪のにおいをかぎ分ける能力。
  2. 霊力については虹色真珠の効果で妖力と逆に抑制されていたことが麒麟丸によって示唆されている。
  3. かごめによって受け継がれた十六夜の形見。赤色真珠を所持してからはここに収納されている。
  4. とわいわく、「カップ麺も作れない」。
  5. 修行時代には、敵味方関係なく無差別に襲う暴走を起こしていた。
  6. 「賭場からの足抜け代」、「鉄鼠の鎧の鍵代」、「凱風が盤双六で獣兵衛に負けた分の金」の合計金額。

外部リンク[]

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