概要[]
野盗に親兄弟を殺され、言葉をなくした人間の少女。犬夜叉との戦いで深手を負った殺生丸を介抱した[2]。自らも鋼牙の手下の人喰い狼に殺されるが、天生牙によって生き返って言葉も取り戻し、以前よりも天真爛漫な明るい性格になった。
殺生丸を慕って邪見や阿吽に同行する。邪見のことも大切に思っているが、彼に突っ込みを入れたりもする。アニメでは最猛勝に刺された邪見を助けるために命がけで千年草の実という毒消しを採りに行った。その際に、地念児に会って千年草の実のありかを聞いた。地念児いわく「かごめのように温かい少女」。
奈落に捕らわれた際に出会った琥珀とは同年代で同じような境遇から親しくなり、奈落側にいる彼の身も案じ、殺生丸が琥珀を殺してしまうのではないかと不安に思っていた。
旅の中で殺生丸が天生牙を鍛えるため冥界に行く際についていくも、再び命を落としてしまう。天生牙は同じ者に対しては一度しか使用できないため、殺生丸には生き返らせる術はなかったが、殺生丸の母が冥界に置き去られていたりんの命を戻したことにより、息を吹き返した。
天涯孤独の身であるため、戦国の世で生き抜くことの厳しさも知っており、他人の畑を荒らして食料を調達するなど、たくましい一面もある。
奈落との戦いが終わったのち、楓の村で人里にも慣れるように暮らしている。理由は犬夜叉いわく、どっちでも暮らせるようにとのこと。最終回では殺生丸からたびたび着物を受け取っている様子があり、作者である高橋留美子は、考えると殺生丸が邪見に購入させた着物であり、イメージに合うものを持ってくるまでやり直させていると答えている[3]。作者によれば最終回では殺生丸は保護者で、妖怪か人間かを選ぶためのお試し期間であるため会いに行く頻度は少なく、節度を持っているという認識を明らかにしている。
他の登場人物との関係[]
殺生丸 []
邪見[]
琥珀[]
神楽[]
『半妖の夜叉姫』では[]
殺生丸との間にとわとせつなの双子の娘を授かった。双子の実母にして名付け親であり、もろはの義理の伯母。過去に殺生丸の天生牙で生き返って以来、彼とともに過ごし、身内に迎えられた。かごめとは相嫁同士で、犬夜叉にとっては年下だが義姉にあたる。
とわとせつなを産んだ数日後、双子を探す是露によって「銀鱗の呪詛」をかけられた上に「縁」を繋がれたことで是露の死がりんの死に直結する状態になってしまう。その後、殺生丸と邪見によって呪いの進行を遅らせるために時代樹の内部に封印され、さらに進行を抑えるために夢の胡蝶によってせつなの夢と眠りを与えられて14年間眠り続けていたが、産霊山でとわたちと対面した殺生丸が、せつなに付いていた胡蝶を斬ったことで呪いが再び進行する。
とわとせつなとは出産後すぐに離れ離れになったため抱いてやることすらできていないが、娘への愛情は強く、2人を護るためなら死をも覚悟している。
同作のアニメには前作の最終話と同じデザインの着物で登場するが、作者が描いた週刊少年サンデーSの表紙では、大人姿で新しい着物が描かれている。