犬夜叉ウィキ
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四魂の玉(しこんのたま)は、『犬夜叉』に登場するアイテムである

概要[]

本作の中心的存在となる、妖力を高める妖の宝玉。声は古谷徹

所有者に強い力を与え、どんな願いも叶えるといわれることから人間妖怪の間で幾度となく玉をめぐる争いが繰り広げられてきた。作中の戦国時代から50年前巫女桔梗の亡骸とともに燃やされて一度はこの世から消滅したが、その50年後に現代からタイムスリップしてきた日暮かごめの体内より再び出現し、無数のかけら、すなわち「四魂のかけら」となって砕け散り、新たな争いを呼び起こす。

不滅とされており、砕け散って災いを振りまきながら再び玉の形へと戻り、時空すらも越える。同時に現代においては、所有者が「正しい願い」を願った時、玉はこの世から消滅するという伝説が残っている。

現代から1000年前にあたる平安時代、巫女・翠子合体妖怪との戦いで魂を奪われそうになった時、最期の力で妖怪の魂を自分の魂とともに玉として体外へ吐き出したことで生じた。翠子の強い霊力と妖怪の強い妖力が集約され、それが所有者に願いと力を与える。玉の中では翠子の魂と妖怪たちの魂が今でも戦いを続けている。

四魂(しこん)とは、勇気の荒魂(あらみたま)、親睦の和魂(にきみたま)、知恵の奇魂(くしみたま)、そして愛情の幸魂(さきみたま)の四つの魂を意味する。善悪の概念はなく、その存在は手に取った者の心に左右され、妖怪や悪人が持てば汚れが増し、清らかな魂を持つ者が持てば浄化されるという特性を持つ。願いを叶えることも事実ではあるが、それは持った者の欲望を玉に閉じ込めて存在を保つためであり、さらに欲望をかきたてるべく所有者の本当の願いだけは叶えない。弥勒いわく、善行に使用された例はないという。

作者である高橋留美子によれば、玉が蘇る周期は500年であるという。四魂の玉こそが、この世にあり続けるために奈落すらも操った、物語の根幹をなす真の黒幕であった。最終的には奈落によって一つの玉へと戻ったが、かごめが四魂の玉の消滅を望んだことにより、玉をめぐる戦いがついに終わる。「正しい願い」である玉の消滅以外に玉を破壊することは不可能であり、殺生丸爆砕牙でさえ傷一つ付かない。

その他[]

  • 現代において、じいちゃんが四魂の玉を模したキーホルダーを販売しようとしたことがあった。
  • 無印アニメ第94話第95話では、アニメオリジナルキャラクター出雲(牛王)が四魂の玉の偽物を製作した。未完成品であり犬夜叉が軽く握っただけで壊れてしまうが、本物の四魂のかけら(玉ではなく)と同程度の力を有している。作中では出雲の部下の妖怪たちが持っているほか、彼が使う棍棒にも多数埋め込まれている。

外部リンク[]

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