犬夜叉 紅蓮の蓬莱島 | |
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監督 | 篠原俊哉 |
脚本 | 隅沢克之 |
原作 | 高橋留美子 |
製作 |
諏訪道彦 植田益朗 岩田幹宏 |
出演者 |
山口勝平 雪野五月 辻谷耕史 桑島法子 渡辺久美子 |
音楽 | 和田薫 |
主題歌 | Do As Infinity「楽園」 |
撮影 | 高橋雄大 |
編集 | 山森重之 |
配給 | 東宝 |
公開 | 2004年12月23日 |
上映時間 | 86分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 | 犬夜叉 天下覇道の剣 |
allcinema | |
(いぬやしゃ ぐれんのほうらいじま) 2004年(平成16年)12月23日より公開。本作のみ『とっとこハム太郎 はむはむぱらだいちゅ! ハム太郎とふしぎのオニの絵本塔』との同時上映だが、これは劇場版『とっとこハム太郎』シリーズの同時上映だったゴジラシリーズがこの年で一旦終了するため。本シリーズと『とっとこハム太郎』シリーズもこの年の作品が最終作となる[1]。
あらすじ[]
仲間との旅の途中、犬夜叉は半妖の少女に仲間を助けて欲しいと頼まれる。実は50年前に桔梗とともに行った不老不死の地、蓬莱島で、その少女と会っていたのだ。その少女をきっかけに、犬夜叉たちは四闘神との戦いに巻き込まれていく。
オリジナルキャラクター[]
四闘神(しとうしん)[]
蓬莱島にいる四人組の妖怪。かつて、人間と妖怪が平和に暮らしていた蓬莱島を襲撃。そこに住んでいた人々を殺し、妖怪や半妖たちの力を奪った。犬夜叉の父親とも闘ったことがあるらしく、その力は絶大。島にいる半妖の子供たちを生贄にして力を維持している。
- 龍羅(りゅうら)
- 声 - 神奈延年
- 四闘神の首領。犬夜叉に刻印を施した。 龍の腕を持ち風刃牙と雷刃牙を持つ二刀流使いでもある。それぞれの武器には技がある。風刃牙には地龍風隠(風の傷をも防ぐ力がある)、雷刃牙には天龍迅雷(天にかざし雷撃を落とす技)である。他にも二本の剣を交差させ竜巻を飛ばすような技がある。本人の力量は龍の腕で金剛槍破を防ぎ、手を使って数人を吹き飛ばす風のような技を使える。犬夜叉の渾身の力を込めた鉄砕牙の一閃で倒されるが、最後は四闘神全員の力を取り込み、剣から電撃や電撃光弾を出したり、凶羅側の口から火球を吐いたりすると言った技も使えるようになっている。驚異的な力で犬夜叉たちを追い詰めたが、蛍から力を受け取ったかごめの破魔の矢と犬夜叉の金剛爆流破の合わせ技で四闘神は完全に消滅した。
- モチーフは戦闘神阿修羅と四神の青龍。
- 凶羅(きょうら)
- 声 - 飛田展男
- 参謀的存在。美男子で、本性は残酷。殺生丸に刻印を施した。紅邪鬼から勝ち取った紅邪鬼扇を使う。鳥の形をした炎灼熱鳥を操り、村を全滅させた。紅邪鬼扇を使い炎の竜巻を作ることも出来るが殺生丸には全く通用しなかった。殺生丸と闘った際に彼を自分と同類と言って怒りを買い、蒼龍破で倒された。
- モチーフは四神の朱雀。
- 獣羅(じゅうら)
- 声 - 草尾毅
- 四闘神では一番の怪力を持つ。頭脳戦は苦手で、本当は肉弾戦が得意。普段は斉天砲を使う。剛羅と共に弥勒、珊瑚、雲母を迎撃し、風穴によって斉天砲を吸い込まれ、怒って本来の姿を現す。その後、スピードとパワーを活かした肉弾戦で珊瑚たちを追い詰めるも、風穴で剛羅の放った火球を誘導されて喰らい、苦しんでいるところを飛来骨で体を両断されて倒された。
- モチーフは四神の白虎。
- 剛羅(ごうら)
- 声 - 西前忠久
- 獣羅の弟で、四闘神では異色の存在。小島ほどある巨体で巨大な亀の姿をしている。甲羅に開いている穴や口からは巨大な火球を飛ばすことが出来る。本当の顔は亀の頭の額にある。最初の戦いではかごめの破魔の矢で額を射抜かれた後で犬夜叉の風の傷で倒されるが、後に玉匣の箱から力の玉が解放されたことで強化復活し、他の四闘神が全て倒された後に蓬莱島を破壊するために火球を連続で放った。最期は弥勒の錫杖で額にある本当の顔を刺され、犬夜叉の爆流破で倒された。
- モチーフは四神の玄武。
蓬莱島の子供たち[]
蓬莱島に住む半妖の少年少女達。
- 浅葱(あさぎ)
- 声 - 折笠富美子
- 子供たちのリーダー格。少々キツイ雰囲気の少女。最初は犬夜叉のことを「さん」付けで呼んでいたが、後に仲間と認めたのか『犬夜叉兄ちゃん』とよんでいた。
- 緑(ろく)
- 声 - 木内レイコ
- 橙とは双子。緑の髪の方。口が悪く犬夜叉を馬鹿にして殴られることも多い。
- 橙(だい)
- 声 - 小林ゆう
- 緑とは双子。オレンジ色の髪の方。口が悪く犬夜叉を馬鹿にして殴られることも多い。
- 萌黄(もえぎ)
- 声 - 増田ゆき
- おとなしそうな少女。鬼のような妖怪との混血なのか、頭に角がある。
- 紫苑(しおん)
- 声 - 清水香里
- 人見知りの少年。羊の妖怪との混血なのか羊のような角がある。
- 藍(あい)
- 声 - 本井えみ
- 半妖の少女。唯一刻印を持たない。魚の妖怪との混血なのか、耳が魚のひれのようになっている。
その他[]
- 斉天(せいてん)
- 声 - 陣内智則
- 大砲を操る巨漢の妖怪。殺生丸の父に仕えていた妖怪。四闘神の凶羅との戦いで敗死する。愛砲は斉天砲だった。
- 紅邪鬼(くじゃく)
- 声 - 斎賀みつき
- 斉天と同じく殺生丸の父に仕えていた妖怪。四闘神の凶羅との戦いで敗死する。武器は紅邪鬼扇だった。
- 奏姫(かなでひめ)
- 声 - 伴都美子
- 蓬莱島の巫女。半妖の子供たちを外部から守るため、島を外界から切り離した。
スタッフ[]
- 監督 - 篠原俊哉
- 脚本 - 隅沢克之
- 助監督 - 小倉宏文
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 菱沼義仁
- 絵コンテ - 西本由紀夫、小倉宏文、篠原俊哉、筱雅律
- 演出 - 西本由紀夫、小倉宏文、佐藤照雄、藤森雅也、根岸宏樹、高木茂樹
- 作画監督 - 斉藤久、竹内進二、戸部敦夫、藤森雅也、浅野文彰、西岡夕樹、粟田務、伊藤秀次
- 美術監督 - 石垣努
- 色彩設計 - 歌川律子
- 撮影監督 - 高橋雄大
- 編集 - 山森重之
- 音楽 - 和田薫
- 音響監督 - 鶴岡陽太
- プロデューサー - 諏訪道彦、植田益朗、岩田幹宏
- アニメーション制作 - サンライズ
- 製作 - 「犬夜叉」製作委員会(小学館、読売テレビ、サンライズ、小学館プロダクション、日本テレビ、東宝、読売テレビエンタープライズ)
主題歌[]
- Do As Infinity「楽園」
- ↑ なお、この作品は『犬夜叉』第1期終了後の公開だったが、『とっとこハム太郎』は2006年(平成18年)まで放送された。また、両作とも続編のTVシリーズが制作されている。