琥珀(こはく)は、『犬夜叉』および『半妖の夜叉姫』の登場人物である。
概要[]
珊瑚の弟。そばかすが特徴の11歳の少年。男勝りな姉の珊瑚と違って、やや臆病ではあるが優しい性格の持ち主で、珊瑚も自慢の弟と言っている。
武器は鎖鎌。奈落の謀略により一度死んだが、奈落が四魂のかけらを埋め込んだ[5]ことにより蘇生し、忠実な手下と化した。人見蔭刀の父の城主に取り憑いた蜘蛛妖怪に操られて自分の手で父親や妖怪退治屋の仲間たちを殺したことがトラウマになり、奈落に記憶を操作されていた。
やがて本来の記憶を取り戻し、奈落の心臓(赤子)を狙うが、自分のかけらを取り込もうとしている魍魎丸の陰謀を知った神楽の手によって逃がされ、一時期は犬夜叉一行に加わっていた。その後は桔梗と行動をともにし、桔梗の死後は殺生丸一行に加わっていた。
四魂のかけらで命を繋いでいるため、りん同様、天生牙で生き返らせることはできない。彼の持つ四魂のかけらは奈落を倒す鍵となっていたが、結局は琥珀の抵抗と桔梗の死を無駄にせんとする曲霊と奈落によって追いつめられる形で奪われるも、桔梗が四魂のかけらに遺した光によって生きながらえることができた。戦線を離脱していたが、奈落との最後の戦いでは途中から加わり、りんを救出する活躍を見せた。
3年後、珊瑚が弥勒との間に子どもをもうけてからは、弥勒のことを「義兄上(あにうえ)」と呼び、雲母とともに妖怪退治と修行の旅をしている。また、曲霊に取り憑かれた際に鎖鎌を失ってしまうも、刀々斎から新しい鎖鎌を得ている。
他の登場人物との関係[]
珊瑚[]
りん[]
殺生丸[]
桔梗[]
神楽[]
奈落[]
能力[]
装備・技[]
- 鎖鎌(くさりがま)
- 刀(かたな)
- 妖怪退治屋の戦闘着(ようかいたいじやのせんとうぎ)
- 防毒面(ぼうどくめん)
『半妖の夜叉姫』では[]
本作では成長した姿で登場。妖怪退治屋の頭領である。珊瑚の弟で、翡翠にとっては叔父にあたる。武器は大振りの鎖鎌。鼻の上には以前翡翠をかばいながら妖怪と戦った際に負った傷がついている。
殺生丸の娘であるせつなを退治屋として迎え入れ、翡翠、六太、七助とともに自身の部下としている。姉夫婦の仲間である犬夜叉とかごめの娘にあたるもろはとは、第2話の時点まで面識がなかった。とわとせつなの仲を見て、「(犬夜叉との仲が険悪だった)殺生丸の娘とは思えない」と評している。