概要[]
弥勒の祖父である弥萢法師によって命鏡の祠に封印されていた天女の姿の妖怪。劇場版第2作『鏡の中の夢幻城』の敵キャラクター。
かつて弥萢および奈落と三つ巴になって敵対する関係にあった。そのため、強大化した奈落が自分を取り込むことを恐れてなりを潜めていた。しかし、犬夜叉一行との戦いで奈落が死んだと思い込み、奈落の代わりに神楽と神無を引き連れて復活する。
数々の陰陽術を使い、武器は手に持つ命鏡(みかがみ)。犬夜叉の爆流破をも吸収して返す力を持ち、犬夜叉を強制的に妖怪化させる幻術や破壊光線も使える。
『竹取物語』のかぐや姫が求めた5つの宝物を探しており、それらを富士五湖に沈め、自らの居城・夢幻城(むげんじょう)を復活させる。夢幻城を使った時を止める呪法・明鏡止水の法(めいきょうしすいのほう)で世界を支配しようとし、生きるものすべてを滅ぼそうとした。さらに秋時の持つ天女の羽衣(あまのはごろも)で完全復活を遂げる。
天女の羽衣を得てからは姿を変えて戦闘形態となり、太刀を使って戦った。素手で鉄砕牙を防ぐことも可能。その正体は、天女をつなぎとした妖怪の集合体である[1]。かごめの潜在的な能力に目をつけ、自分の体を捨てて彼女の体に乗り変えようともした。
最後は琥珀の体内に潜み、自分を吸収しようとした奈落を退けるも、爆流破返しに対してさらに爆流破とかごめの破魔の矢を受けて爆散し、ガス状の霊体になったところで弥勒の風穴に吸い込まれて消滅する。